天神駅すぐ!こだわりの島料理と博多メシ「博多華吉」さんへ行ってきました

福岡

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野球の試合を見終えた私たちは、ひとまずヤフオクドームからタクシーに乗って天神へやってきました。博多といえば、やっぱりそのグルメを堪能しないわけにはいかないでしょう!

とはいえ、試合が何時に終わるかわからないのでお店を予約することができません。したがって遠征ではたいてい、そのときのインスピレーションでお店に飛び込みます。


天神南駅周辺をプラプラとお散歩。とそこで、気になるお店を発見!





この店構えは絶対に美味しいに違いないっ!しかも深夜1時まで営業!

ということで今宵の宴は「博多華吉」さんで決定です♪


博多華吉へのアクセス





福岡県福岡市中央区渡辺通5-1-18 中村ビル 2F・3F

天神駅から徒歩5分、天神南駅から徒歩3分
*三光橋の交差点角


島料理が自慢な若手料理人のお店


実は私、お店の名前に「博多」とついていたのでてっきり博多料理店だと思っていたんですよね。

実は店主さんは屋久島のご出身。スタッフさんにも奄美大島出身の方がいらっしゃるという、島料理と島の酒が自慢のお店なんだそう。

この日のスタッフさんは厨房3人、ホールが一人で全員30代ぐらいの若い男性。たまたまかもしれませんが、男性だけで店を切り盛りする居酒屋っていうのもなかなか珍しいと思います。



私たちが直接お話ししたのはホールの男性だけだったんですが、そのスタッフさんが本当に明るくさわやかで、接客業の鏡みたいな人でした。

「急な階段を登っていただき・・」のメッセージにお店の気心が窺える。


お酒や料理はそのつど詳しく説明してくれますし、何より作り手の思いを代弁するのにとても長けた人。話を聞いているだけで、どれもこれも食べたくなっちゃうんです。

彼のおかげもあってとてもいい時間が過ごせたことは間違いありません。


お料理、いただきます




「お通しは南蛮漬けです」

えっ、本当に?

関西育ち、関東住みの私は未だ見たことのない南蛮漬けでした。つけ汁ってこんなに色濃かったっけ・・?そうだ、九州はお醤油が甘いと聞いたことがあるぞ!

頂いてみると、確かに甘辛いかんじの味付けで程よい酸味。九州的南蛮漬けという認識でいいんでしょうか?これはこれでとっても美味しくいただけました。


ちゃんと福岡名物の料理もありましたよ!続いてはゴマサバ(980円)♪


新鮮なサバのお刺身を、甘めのゴマだれとたっぷりの薬味でいただきます♪味も見た目も品が良いです。個人的にはわさびをしっかりとつけるのが好み。

ちなみに、鮮魚は長浜市場にて毎日仕入れを行なっているそうです。刺し盛りは一人前980円から。



ゴマさばが美味しかったので「サバのぬか漬け(600円)」という料理もオーダーしてみました。

日本酒のアテにチビチビつまみたい。

魚を塩漬けにしたあとヌカに漬ける、別名「へしこ」と呼ばれるこの料理は、九州ではポピュラーなもの。

ちなみにぬか漬けは華吉さんのこだわり料理の一つで、なんと300年モノのぬか床を使い、プロの製法をしっかり学んだ賜物なんだそうです。

もとい、へしこをいただきます。

ヌカの香りはほんのーーーり感じる程度で、塩分濃度がかなり高め!鬼おろしと一緒にいただくとちょうど良い塩梅です。これは日本酒が進みすぎるヤバイひと品⭐︎




旦那が気になっていた「炙り酢モツ(580円)」もオーダー。酢モツもやはり博多では欠かせない名物料理です♪

大衆料理とは思えないお上品な炙り酢モツ。

実はモツがちょっぴり苦手な私。恐る恐るひとくち。


うん、余計な脂っこさも臭みもないし、玉ねぎとポン酢でさっぱりしてます!ほんのり炙りの香ばしさも効いていて、お箸が止まりません!

屋台や大衆居酒屋のイメージが強い酢モツも、華吉さんの腕にかかればこんなに品よく仕上がるのですね。



続いては、近所の焼き鳥屋さんがどこもやめてしまった鶏のたたき。冷凍だったら残念すぎるけど、これまで食べたおつまみはいづれも、こだわりや手の込み具合を感じるものばかりだったので勢いでオーダーしてみました。


真っピンク。新鮮そのもの!

薬味を少々、お醤油をちょこんと付けて地鶏の旨みをしっかり堪能。やはり、期待を裏切らないお味でした。

これで680円って安すぎやしませんか?大丈夫なのか?



と心配してしまうぐらいコスパが良いです。

嗚呼・・・近所にあったら絶対通ってる!!




お料理の紹介はまだまだ続きます。


写真は焼豚のポテサラ(580円)。だったと思います。この辺りから酔っ払ってきていて記憶が曖昧です。

品がいいんだよなぁ。何食べても。すてき。



それにしても、うちの旦那は本当にチャレンジャーだよなぁと思うことがしばしばあります。初めて訪れた店でも、聞いたことないような料理とか、味の想像がつかないようなメニューなんかをよく頼むんです。



大根の天ぷら

ふつう、水分の多い大根は天ぷらには向きません。これが無性に気になってしまったのは、彼の料理人魂なんでしょうか。

私ならチョイスしないなぁ・・と内心思いつつ、これまでの料理がどれも美味しかっただけに、確かにどんなものが出てくるんだろうという期待は膨らみます。



コロンとひとくちサイズに揚げられた大根の天ぷらは、少しきつね色がかっているように見えます。添えられているのは柚子胡椒。これはもしや・・・?



何も付けずに口へ運んでみます。サクッと衣の後にくるのは大根にめいっぱい含まれていたお出汁。ジュワーっと口の中に広がり、お出汁の香りが鼻に抜けます。

つまり、おでんに入っているような味のしみた大根を一口大の天ぷらにしたものだったんですね。これは美味しい♪柚子胡椒とも合うわけです。盛り付けもおしゃれでいい♪




本当ならこのあと奄美名物の鶏飯(けいはん)っていうのをいただきたかったんですが、今回は締めまでたどり着けず。

ですが”博多行ったらぜーったい寄りたいお店リスト”に組み込んだので次回のお楽しみにとっておきます♪


まとめ


結果的に、私の「美味しい店探しの目利き」は今回も大当たりでした⭐︎

博多華吉さんは、ローカルも観光客も居心地の良いお店です。料理人の方々の強いこだわりがどの品をとっても感じられます。

味も見た目も品が良いものばかりなのに、お手頃プライスなのも嬉しいポイントです。グルメな博多っ子の舌を納得させる料理の数々、ぜひ一度お試しになってみてください⭐︎




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