11月8日から3日間、台湾で開催の侍ジャパン強化試合を観戦すべく、第一日目に新荘球場へ足を運んできました。WBCで大いに盛り上がったあの試合から7ヶ月あまり。現地でもひときわ注目が集まっていました。
台湾プロ野球、下半期の最終戦を観戦してきました!(台北市・天母球場)
侍ジャパンVS台湾代表の戦い、再び!
取材に訪れる現地メディア。 |
練習風景が球場の外から遠目に見学できる。 |
私は事前に全家(ファミリーマート)のファミポートでチケットを購入していましたが、この日は当日券の販売も行われていました。外野自由席が400元(約1,360円)、内野下段指定席で1000元(約3,400円)です。
試合前の球場内の様子。台湾側応援席から。 |
ここは天母球場より2,000席ほど多い12,300人を収容できる球場です。もう少し込み合うかと予想していたのですが、とくに日本チーム応援側の外野席は空席が目立っていました。残念なことに、外野席においてはビールや食べ物の販売などはほぼ皆無。チケットがないと内野席側へは行けないため、事前にコンビニで買い出ししておいて正解です。
今回の強化試合では、両チームとも次回開催のWBCを見据えた若手中心の選手で構成されました。台湾にいたっては、海外遠征組やアマチュアの選手のみの選出です。そのなかでひときわ人気を誇るのが、日ハムで活躍中の陽岱鋼。台湾国内での彼は今やスーパーヒーロー扱いです。台湾代表の応援席ながら、日ハムのユニフォームを着たファンもちらほら見かけました。
18時からセレモニーが30分間行われ、18時半にプレイボール。この日の先発投手は、今年の新人王にも選ばれたヤクルトの小川です。4回1失点と好投でした。
台湾野球といえば、鳴り物やマイクを使った派手な応援が特徴的です。日本側はというと、今回はビジターということもあってか、日ごろのにぎやかな応援はどこへやら……?といった状態で、そのあたりが少々さみしい気もしました。
とはいえ、最終的に台湾代表を4安打2失点に抑え、日本代表は初戦を無事白星で飾ることができたので一安心です。
その後3日間の試合を終え、日本代表が3戦全勝という素晴らしい結果に。最終日の試合終了後には、日本代表が東日本大震災後の支援に対する感謝の横断幕を掲げ、台湾代表とそのファンから暖かい拍手が送られました。
スポーツの国際試合というと、政治的横断幕の掲揚や侮辱行為などがしばしば問題になります。前回や今回の日台戦のように、どちらが勝っても恨みっこなしの、気持ちの良い試合を今後も期待したいものです。
日本 000 022 000 4
台湾 100 100 000 2
勝:大野 敗:羅国華 S:益田
【新荘体育場野球場】
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