温かいイメージの強い台湾ですが、冬場はダウンが必要なほど冷え込みます。そんな季節に人気の養生料理が、今日ご紹介する「薑母鴨(ジャンムヤー)」(アヒル肉の鍋)です。
古くは中国の王室でよく食べられていた鍋料理で、体を温め体力を上げるなど冬に起こるさまざまな不調に効くことから、次第に民間の間でも作られるようになったのだとか。今回はたっぷりの米酒と生姜、麻油を使った定番の「焼酎薑母鴨」をいただきました。
「食」べて「補」う!医食同源の考え方を取り入れた伝統の鍋料理
ちなみに左の写真は、台湾ビールのなかでも製造から18日以内の新鮮なもの。日本のビールと比べると軽くてあっさりしています。
注文していた具材が先に到着しました。てんこ盛りのキャベツに、コーン、しいたけ、えのき、ブロッコリーです。このあと、骨付きのアヒル肉のぶつ切りが入った薬膳鍋スープが運ばれてきました。まだ冷たい状態なのですが、すでにいかにも体に良さそうな、薬膳らしい香りが食欲をそそります。強火にかけてスープを沸騰させ、アルコールを充分に飛ばしたあと、具材を投入です。
白ごはんの代わりにと、上の写真にある“黄金の麺線”を頼みました。単体でも食べれられるほど塩気がよく効いていて、不思議とお鍋ともよく合うんです。
弾力のある骨付きアヒル肉。 |
2杯、3杯といただいていくうちに、体がだんだんポカポカとしてきました。さらに途中で唐辛子のからーい調味料を自分の器に加えていただくと、額には汗がにじむほどに。保温効果はバツグン、デトックス効果もかなり期待できそうです。これが皇帝の愛した冬の養生鍋なのかぁ……とかみしめつつ完食したのでした。
今回いただいた鍋のほかにも、ピリ辛味のものや、鶏肉、ラム肉の鍋メニューもあります(公式HP参照)。少々クセのあるスープなので好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、美と健康に良いものが食べたい!という方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【帝王食補-薑母鴨】
台湾各地に支店あり。帝王食補公式HP「門市地址」から確認できます。