花蓮といえば、豊かな自然と文化遺産に恵まれたのどかな町、というイメージが強いですが、市内中心部は一転して非常ににぎやかです。今日は、グルメにおみやげ、ショッピングと、若者が集まる繁華街、中正路を中心にご紹介したいと思います。
日治時代の歴史遺産が随所に
日本統治時代に建設された花東鉄道。当時そこを走っていた蒸気機関車が、周囲の煌々とした明かりに照らされてお出迎えです。
中正路から中華路に入ってすぐのところに、なんとも赴きのある建物が。ここはかつて日本酒の製造工場だった場所です。現在は音楽や芸術、文化体験などのイベントが行われる複合施設「A-zone花蓮文化創意産業園区」と形を変えて健在しています。
「生活選品概念館」では花蓮産のお茶や雑貨類、以前このブログでもご紹介した無添加コスメなどが購入できたり、カフェで軽食をとったりすることも可能です。オレンジ色のライトが点灯し始める夕方以降に行くと、よりいっそう風情が感じられます。(地図A地点)
食べ歩きがやっぱり楽しい
- 花蓮木瓜牛奶:地図C地点
- 行列のできる花蓮の牡蠣オムレツやさん「海埔蚵仔煎」(地図B地点)
- にぎやかな花蓮市内でいただく小龍包&餃子の老舗「周家蒸餃」(地図D・E地点)
- 「正宗包心粉圓專賣店」で花蓮市限定のオリジナルかき氷を食す(地図F地点)
- 花蓮市で超人気!ガチョウがメインの家庭料理店「鵝肉先生」
- 花蓮でいただく絶品スープカレー「家南洋原味咖哩」
お土産に最適な花蓮スイーツ
派手な看板が目を引くスイーツのお店は中山路に集まっています。和風っぽいものや西洋風のものなど、甘いお菓子が充実。お土産にもってこいです。
店員さんがしきりに試食をすすめてくれるので、数軒まわるうちにおなかがいっぱいに。箱菓子がメインではありますが、個別に購入できるものであれば、好きなものだけチョイスしてその場でいただくことも可能です。
(豐興餅舖:地図G地点、曾記麻糬:地図H地点)
あの有名なせっけんから手作り雑貨まで
以前このブログでもご紹介したことのある、「ユアンソープ」を取り扱うお店「阿之寶手創館」です。その名のとおり手作り雑貨を中心に、旅の記念になりそうな小物類やナチュラルコスメ、オーガニック食品の販売などを行っています。旧花蓮駅近くには、骨董品の展示やカフェが入っている瘋茶館も。(地図I・J地点)
魚屋さんにケーキやさんにカフェと、これらはすべて実物の数十分の1のミニチュアサイズ。細かい部分までしっかりと再現されているのは見事です。
花蓮の有名なスポットや伝統文化などのイラストが描かれたグッズたちは、すべてほしくなってしまうほど可愛らしいものばかり。
ほかにも、オーガニックコットンや木製品、貝殻のアレンジなど、地元でとれる素材を生かした雑貨類を中心に扱っています。(地図K地点)
- コスメにフード・・・自然とともに生きる花蓮人たちが集う「小一点洋行」
- 花蓮市で週に2度開催されている「事集(Farmer'sMarket)」へ行ってきました
- 無添加&オーガニックを厳選!台湾生まれのコスメブランド5つ
- 台湾発!天然ハーブを使った『阿原肥皂(ユアンソープ)』でロハス美容を体感
落ち着いた雰囲気のお洒落カフェ
アート×カフェ、古本×カフェなど、お茶を飲む以外の楽しみ方が工夫されたお店もたくさんあります。どうせ休憩するなら、お洒落で落ち着いた空間で一息つくのも良いのではないでしょうか。 (璞石咖啡:地図L地点)
- 花蓮で見つけた和風テイストな古本カフェ「時光1939」(地図M地点)
花蓮港駅周辺
現在の花蓮駅ができる以前は、ここ「花蓮港駅」が街の中心部として大変栄えていたそうです。当時建設されたものが一部そのまま残してあり、すぐ隣の鉄道文化館では、展示物を見ながらその歴史をたどることができます。大きな噴水が目印。(地図N地点)
夜でも賑わう中心部とはいえなぜかほっと落ち着く感じがするのは、日本に関連する歴史遺産が随所に残されていることや、建物が低く抑えられていていつでも空を仰ぐことできるのが理由のひとつかもしれません。駅からのアクセスが良く宿泊施設も充実しているので、暗くなるまで街歩きが楽しめます。
アクセス:花蓮駅下車後、中山路を南東に進む。タクシーで約5~10分。バスを利用する場合、「台灣企銀(地図O地点)」で下車。