大きな川を一本はさんだ淡水と八里の両岸に、海鮮料理をメインとする、“熱炒・快炒”のお店があります。特に、ムール貝に似た貝の炒め物が有名で、国内外のガイドブックでもよく目にする老舗です。
本日は、八里でのサイクリングを終え、疲れた体にビールを注入するべくお邪魔した「佘家孔雀蛤大王」をご紹介したいと思います。
台湾版ムール貝「孔雀蛤」の由来
調理して食べてみたところ、弾力があってとても美味しかったのだとか。そこで佘夫人はこの貝を販売することを提案したのです。
結局誰ひとりとしてこの貝の名前を知らず、貝殻表面の鮮やかな緑色が孔雀の羽に似ていることから、2代目によって「孔雀蛤」と名づけられたのでした。
Photo,参考:TTNews
お酒がすすむ!ご飯がすすむ!
看板メニューの招牌孔雀蛤(200元/皿) |
上の写真はこの店の看板料理、招牌孔雀蛤です。新鮮でプリップリの貝は、唐辛子・豆板醤・ニンニク・九層塔(台湾バジル)・黒酢などで味付けされています。このピリッと辛さの効いたタレがまた絶妙で、ご飯が3杯はいけそうなほどの美味さでした。ビールにもよく合います。
正直言うと、有名店とはいえ観光客向けのお店だし…とそれほど期待はしていなかったのが事実なんです。今回実際に訪れたことで、味は確かなんだということがわかりました。
空心菜やサツマイモの葉などの炒め物は100元から。 |
鱈・鮭・エビなど、日本人にもおなじみの食材がほとんど。漢字を見ればそれが何なのかすぐにわかるので注文もしやすいでしょう。
1皿を2~3人で分けて食べるぐらいがちょうど良いかと思います。
一方これは個人的な感覚ですが、海鮮料理はまだしも、野菜炒めやスープ類なんかのメニューはちょっと相場より高いかな、という印象です。普段リーズナブルなところでばかり食べているのでそう感じるのかもしれません。
ただ、立地や景観も含まれていると思えば許容できる範囲ではあります。参考までに…。
テラスから眺める景色が素敵
八里店からみた淡水の景色。 |
淡水、八里の店内はともに広め。テラス席の用意があるのは、美しい景色が見られるこの地では嬉しいポイントです。これも個人の感覚ではありますが、にぎやかな淡水側をを眺められる八里店のほうが、沢山のネオンがキラキラ輝いていて美しいように感じました。
外国人旅行者向けの高級レストランのように、アワビやフカヒレといった類の料理はありません。ですが、わりと気軽なお値段で海鮮料理が堪能できるこういったお店も、悪くないのではないでしょうか。
【佘家孔雀蛤大王】
|
大きな地図で見る