実は私がその1人で、“あの味”を再現すべく、これまでに何度も失敗や成功を繰り返してきました。そこで今日から少しずつ、台湾で食べて美味しいと思った料理の再現・アレンジをご紹介していきたいと思います。第1回は「辣炒海瓜子(あさりのピリ辛炒め)」です。
「こんなもの台湾にはない!」とお叱りを受けてしまいそうですが、温かく見守っていただければ幸いです……。
この料理にチャレンジしたきっかけ
お酒が好きな私は、台湾の熱炒・快炒という、大衆居酒屋のようなお店が大好きです。あるとき、台北市内のとある熱炒店に入りました。そこで食べた炒海瓜子という料理がとても美味しく、これなら自分でも似たようなものが作れるんじゃないか?!と思ったのがきっかけです。
今回は赤唐辛子を加えた「辣炒海瓜子」を見よう見まねで作ってみました。果たしてどれほど“あの味”に近づけたのかは、続きをご覧ください。
ミニレシピ
参考サイト: [大吟釀薄鹽醬油]辣炒海瓜子(繁体字)
- あさりは濃度3%の塩水に1時間放置し砂を吐かせる。貝同士をこすり合わせて表面の汚れを良く落としておく
- 豆苗は4センチ幅に切りそろえ、ニンニク・生姜はみじん切りに。赤唐辛子は種を除いてキッチンバサミで輪切りにする
- 強火で熱したフライパンに油を引き、ニンニク・生姜・赤唐辛子を加えて香りを立たせ、あさりを加える
- 酒・醤油・砂糖・オイスターソースを加え、貝の口が全て開くまで加熱する。全体を手早く混ぜ合わせ、皿に盛ったら出来上がり
- 参考にしたサイトのレシピでは、最後に香油を少量加えると記述されていますが、我が家のキッチンにはなかったので省いています
- 台湾料理によく使われている九層塔(台湾バジル)はなかなか手に入りにくいので、今回は豆苗を使用しています
- 黒酢を加えるレシピもよく目にします。試してみましたが、味が引き締まり食欲増進効果大です。酒を紹興酒に変えたものもまた美味でした
作って食べてみた感想
やはり代用した食材や調味料では、なかなか“あのときの味”をそっくりに作るのは難しいのだとつくづく感じます。ただ、できた料理自体はとても美味しく仕上がったので満足です。
調理法はかなり簡単なので、野菜や調味料をアレンジしてみたり、より台湾で食べた“あの味”に近づけるようまだまだ工夫してみる価値はありそうです。