台湾発祥の有名なグルメは数知れず。中でも「魯肉飯(ルーローファン)」は外国人からの人気も高い地元の定番料理です。
そんな魯肉飯を看板メニューにしているお店があると聞いてやってきたのが、日本の石川県にも支店を構える「鬍鬚張(ひげちょう)」です。今回は、台湾屈指のファッション問屋街「五分埔」に位置する台北永吉店へおじゃましてきました。
50年以上続く台湾庶民料理の老舗
創業は1960年、当初は魯肉飯を売る1軒の小さなお店だったそうです。その味が次第に人気となり、今では台北市と新北市を中心に40店舗以上、日本にも2軒の支店を構えるチェーン店へと成長しました。
「ヒゲの張さん」というネーミングで、魯肉飯と同じぐらい有名になった先代のイラストがトレードマークです。
店内はわりと清潔感があり、私が日本人だとわかるとサッと日本語のメニューを差し出してくれたスタッフ。品質・味・サービス・衛生面を徹底して良くする努力は、先代からの教えなのだそうです。
お得なセットを試してみました
今回はお得なセットを注文しました。甘辛く味付けされた魯肉飯の具は秘伝のタレが使われているのだとか。普段ほとんどお肉を食べない私でもクセになる味です。カロリーが高いのに、うっかり食べ過ぎてしまいそうになるところでした。
こってりした魯肉飯には野菜が必須です。シャキシャキのもやし炒めとあさっり味のかぶスープが、魯肉飯の重さをほどよく緩和してくれます。
複数店舗を抱えているからか、オバチャンやオジチャンが個人で経営しているような店と比べると、いくらか味が“整っている”感じです。日本語のメニューもあるので、「地元の人で賑わう店はちょっと入りづらくて…」という方も、気軽に足を運べるのではないかと思います。
【鬍鬚張魯肉飯】
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*日本語メニューあり