漢方やドライフルーツの問屋がズラリ!台北・迪化街で賢くお買い物

台北:ショッピング

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迪化街

古くから商人の町として栄えていた問屋通り、台北の迪化街は、いまや日本人観光客の間でもすっかりお馴染みとなっています。

ですが、問屋街という場所柄や、日本では馴染みのない食材・薬材を売っているとだけあって、うまく買い物するにはちょっとしたコツが必要です。そこで今日は、とくに女性に人気の迪化街で、賢くお得にショッピングする方法をご紹介したいと思います。

どんなものが売ってるの?

乾き物きくらげとゴーヤ

白きくらげ干ししいたけ

メイン通りを歩いていくと、おしゃれなバロック式の建物が軒を連ねます。その1階部分はほぼ全て問屋商店です。漢方薬材ドライフルーツナッツ類干し野菜、カラスミやフカヒレ、干しアワビなどの魚介類も豊富。店先に積まれた透明のプラスチックケースにみっちり詰まっています。いかにも問屋街といった感じです。

台湾といえばウーロン茶のイメージが強いかもしれませんが、このあたりで売られているお茶は一風変わっています。フルーツを乾燥させた水果茶、花びらや花のガク部分を使った花茶数種類の漢方を配合したお茶などさまざまなものが売られています。

上手に買い物するコツ

野菜の種
いろいろな野菜の種。おやつ代わりにポリポリ食べる。

台湾人は商売上手?!


良く言えば商売上手、悪く言えば押しが強い台湾の商売人たち。店の軒先に入ると、すぐさま試食を促され、商品の説明が始まります。日本人観光客が多いせいか、日本語が話せるスタッフもちらほら。ひとつ購入すると、これもいいあれもいいととにかく勧められます。なんとなく無視するわけにもいかず、勧められるがままに購入し、持って帰るのに苦労した経験も…。

かさになったり崩れやすかったりする乾物類は、必要なものだけ購入したいところです。ポイントとしては、ほしいものを先にある程度決めておいて、いらないものはキッパリと断ること。これに尽きるのです。


業務用サイズしか買えないの?


問屋というからには、やはり大量購入してくれる業者がお得意様。かといって、個人客も同じように特大サイズを購入しなければならないのかというと、そうではありません。

商品に表示されている重さの単位は、1斤=600グラム、半斤=300グラムです。それでも多過ぎる場合は、量り売りにしてもらうこともほとんどのお店で可能です。多めに買ってお土産として何人かの友人に渡したい、という場合は、小分けにしてもらうと手間が省けます。

また、「薬膳鍋セット」のように、使いきりサイズのパック詰めも便利です。


これって日本人価格?


問屋街の特徴ともいえますが、商品に値段がついていないものをちらほら見かけます。値段を聞いてみると、相場よりちょっと高くない?と思うことも。台湾の商売人たちの中には、日本人=お金持ちと考えている人も少ないようです。

というわけで、値段が付いていないものはとりあえずダメもとで値切ってみることをお勧めします。ひとつの店でいくつかまとめ買いする場合なら、値段が付いているものでも交渉する価値ありです。


漢方について相談できる?


ケミカルな薬を使わず、漢方の力で体の不調を治したいという人が日本でも増えつつあります。とはいえ、漢方に対する知識はまだまだ浸透しておらず、お店で直接相談して決めたい、という方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、ここ迪化街で漢方を購入するのであれば、できるだけ下調べして予備知識をつけておくことをお勧めします。日本語が話せるスタッフもちらほらいると書きましたが、そのほとんどが、かろうじて意思の疎通ができる程度。肝臓に良いのはこれ、美肌に良いのはこれ、とある程度は教えてくれますが、自分の体に合ったものを相談するという挑戦は至難の業です。


迪化街で買ったもの


日本買うとちょっとお高い乾物や漢方も、迪化街ならお手ごろ価格。じっくり吟味して、お目当ての品をゲットしてみてください。



【迪化街】


アクセス:MRT雙連駅・中山駅からともにタクシーで約10分。


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