これまで国内では、WDCの誘致に向けてさまざまなイベントが行われてきました。ここ花博公園も、度々そうした関連イベントの会場となっています。そこで今日は、台北花博が終わったあとも、まだまだ魅力満載の花博公園をご紹介したいと思います。
自然と芸術が調和した巨大なアートパーク
2010年に開催された台北国際花博覧会(台北花博)で一躍盛り上がりを見せたこの敷地内は、テーマ別に3つの公園エリアに分けられ、さまざまな文化施設が建てられています。圓山公園エリア
さらに進んでいくと、ショッピングとグルメのコーナーが見えてきます。リニューアル中のお店が多く、実際に利用できる場所は少なめ。営業中の店舗をのぞいてみると、ナチュラルコスメや自然派食品など、人と環境に優しいものが中心です。「長青楽活(ロハス)館」という名前だけあって、これからオープンする予定の店舗も、エコやナチュラルな志向に沿ったものが大きな割合を占めそうです。
映画に出てきそうな美しい上海庭園。 |
平日とあってか?人は少なめ。 |
台湾を代表する大型イベント、ランタンフェスティバルもここで行われました。イベントを狙って行くのもいいですし、静かにゆっくり散策したい方はそれ以外の時期を選ぶほうが良いでしょう。
気になるWDC招致ですが、1次審査の結果は8月に、 最終結果は11月に発表される予定です。開催が決まればこの地もさらに盛り上がることでしょう。楽しみです。
美術公園エリア
原住民族伝統の“柄”と独特な造りが特徴的。 |
1階は原住民に関するグッズショップ。手作りの民芸品、民族衣装や農産物、伝統の音楽やダンスが収録されたCDやDVDまで、幅広いラインナップです。2階には原住民の食事が味わえるレストランや文化体験なども。
さらに、外へ出て周囲を歩いていくと、小さく再現された原住民の住居を見ることができます。
木造や石でできたものなど材質がさまざま。その民族の生活スタイルに合わせて家の構造が違うこともよくわかります。自然と一体となって生活する彼らの暮らしぶりがとても身近に感じられました。(火~日11:00~19:00まで。入場料無料。)
時期によってさまざまな美術展が開催されているので、アート好きな方なら何度でも訪れたい場所になるでしょう。(火~日9:30~17:30土曜のみ20:30まで。入場料は一律30元)
現在行われている、開館10周年を記念したグリーティングカード展の開催は2013年8月25日まで。ポップなものから異国風のものまで、色とりどりのデザインで来館客の目を楽しませてくれます。購入することも可能なので、お気に入りの一枚を探してみてはいかがでしょうか。(火~日10:00~17:30まで。大人50元/子供40元)
にぎやかな市街地を離れ、自然や芸術とともにのんびり過ごす旅もまた良いものです。台北駅からMRTで約10分とアクセスも良いので、まだ行かれたことのない方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【花博公園】
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