秋の台北グルメ旅!【1日目】台北101/鼎泰豐(ディンタイフォン)/中山堂/西門紅楼/阿宗麺線

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待ちに待った、2015年秋の台湾旅行!実は最後に訪れてから2年ぶりです。今回は相方と一緒に、食べて食べて食べまくるグルメツアーを計画しました。

1日目は、台湾フリークには言わずと知れた、小龍包の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」、それに宿泊先である西門町で小吃を食べ歩き。もちろん台湾ビールもいただきました。

それでは、実際の旅の様子を、ホテルや観光と合わせてご紹介したいと思います。




西門町の三ツ星ホテルにチェックイン


  

ホテル6階の部屋から。

これまでのオンナ一人旅では、バックパッカー向けの民宿を利用することがほとんどでした。今回は相方と一緒ということで、西門町の三ツ星ホテル「ミッドタウンリチャードソン」を予約。

大通り沿いに面するホテルの外観は、まるで建物じたいがイルミネーションのような光を放っていて壮麗な雰囲気です。日本語のわかるスタッフ、安全なセキュリティ、駅から徒歩30秒という立地、部屋の清潔さやシャワーの水圧などどれも申し分ありませんでした。


台北101、新光三越のディンタイフォンへ

台北101
ライトアップされた台北101
チェックインが終わり荷物を置いたらさっそく西門駅へ。時刻は18時半ごろだったでしょうか。あたりはすっかり暗くなってきました。

これからMRTに乗車し、市政府駅へ下車します。駅から台北101までは徒歩で約10分ほどです。駅から向かっている途中、小雨が降りだしました。台湾ではやはり、折り畳み傘が必須アイテムです。

大型ショッピングモールで気軽に漢方料理を「郭老師養生料理」



予定では台北101のタワーに登るはずだったのですが、時間の都合上、搭乗はおあずけ。地下1階の鼎泰豐(ディンタイフォン)へ向かいました。

ところが、予想以上の混雑で待ち時間が40分。仕方なくこちらは諦め、新光三越(A4館)の同店へ再び歩を進めます。こちらは5分ほど待ったのちに入店することができました。

私たちが日本人だとわかったのか、呼び出し番号が日本語で放送されました。このように、日本語を話すスタッフが多いことに加え、荷物を置くためのカゴの用意や小龍包のタレを作ってくれるなど、きめ細やかなサービスもこの店が人気を博している理由のひとつなのです。


豚肉の小龍包  肉と野菜の蒸し餃子

それでは料理をいただきます。お目当ての小龍包はシンプルに豚肉を。それから肉と野菜の蒸しギョーザも、それぞれ5個ずつ注文しました。醤油と酢の割合は1:3がお勧めだそうです。箸で小龍包あるいは蒸しギョーザをそーっとつかみ、酢醤油につけたらレンゲにのせ、針生姜を少量添えていただきます。

溢れだす肉汁、至福の時。
台湾によくある個人店の小龍包と比べると、見た目も美しく、上品で洗練された味だと感じます。


炸排骨  A菜の炒め物

続いて台湾ビールに合いそうな一品料理をオーダー。ひとつめはステーキサイズの豚肉をキツネ色に揚げたもの。衣を付けずにフライしているのでしつこくなく、スパイスの香りが食欲をそそります。

このあたりでそろそろ、野菜が欲しくなってきました。

台湾では生野菜を食べるという習慣があまりありません。そんなわけなので、私がサラダの代わりに台湾でよく注文するのが“青菜炒め”です。定番は空心菜・ほうれん草・龍髭菜・サツマイモの葉・キャベツ・A菜といったところでしょうか。今回はA菜をいただきました。茎はシャキシャキ食感、葉はレタスのように柔らかく、クセもありません。味付けもあっさり塩味なのでいくらでも食べられます。


紅焼牛肉麺
ピリッと辛い紅焼牛肉麺

メニューにある麺のページを開くと、牛肉麺が私を呼んでいるような気がしました。トウガラシマークが付いているということは、ちょっとピリ辛です。このあとのことも考え、相方と二人で一杯をいただくことにしました。

注文時に、肉のみ・スジのみ・ハーフハーフと選ぶことができます。今回はハーフハーフをチョイス。プリトロなスジ、ピリ辛な牛ダシスープ、喉越しの良い細麺はどれも私の好みにぴったりでした。台湾ビールもドンドンすすみます。


ここでいただいた料理は控えめに全5品。中国料理特有のスパイスが効いた料理もありますが、よほどその香りが苦手ではない限り、日本人の口にとても良く合うでしょう。相方にとっては初となる台湾での食事。大満足といった様子で、はじめにチョイスして大正解でした。


西門町で街ブラ・小吃・バーへ

台北中山堂

西門町へ戻り、ホテルの目の前に建つ「中山堂(二級古跡)」へやってきました。ライトアップされた姿を見るために、あえて暗くなってから行くのもおすすめです(営業時間は22時まで)。

「中山堂」とは、日本時代の昭和11年に建設された大規模な集会所で、当初は“台北公会堂”と言う名前がつけられていました。鉄筋コンクリート造りの、頑丈で近代的な建築物です。一見すると西洋風の建物なのですが、所々に地元の素材を使っていたり、中華風の装飾が施されていて独特な雰囲気を持っています。

のちに中華民国政府によって「中山堂」と改名され、現在は台北市の管理のもと、演劇や音楽界など文化交流の場として利用されています。都会の隅に、これほど貴重な歴史建築物があったのですね。


続いて駅の西側に広がる繁華街を散策。深夜まで飲食店や服屋さんが営業しており、若者たちで賑わっています。

大腸包小腸を作る様子   大腸包小腸


遅くなるにつれて、昼間にはなかった屋台もズラリ。あさってに予定している夜市まで待てない!と言う相方がチョイスしたのは「大腸包小腸」でした。これはもち米の腸詰にソーセージをはさんだボリュームある一品。屋台では定番の小吃です。大口を開けて食べる相方に感想を聞くと、
「う~ん、ぼちぼちかな」
どれどれ、と私もひと口いただいてみました。う~ん、ソーセージは普通。もち米がもっとモチモチしてたら良かったんだけどなぁ……。

西門町の屋台ということで、失礼ながら予想はしていたのですが、これもひとつの経験。チャレンジと失敗を繰り返してこそ、絶品グルメと出会うことができるのです。


台北西門町の紅楼
西門町のシンボル・紅楼。

西門紅楼の裏手広場   台湾ビール

続いて西門紅楼の裏手、バーが立ち並ぶ広場へとやってきました。ここはLGBTの人たちが集うことでも有名なのですが、欧米人や日本人観光客も数多く足を運んでいます。鼎泰豐(ディンタイフォン)では少々飲み足りなかったので、適当に入った店で軽く一杯。明日から本格的にスタートするグルメ旅の意気込みを語り合いました。

台湾で欧風ブランチ@台北・西門町

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阿宗麺線の特製辣椒醤
阿宗麺線の辣椒醤は超激辛。
ラストは「阿宗麺線」で締めることにしました。閉店間際の22:30でも、大行列が。さすがの有名店といった感じです。

麺線とは、日本の素麺のような極細麺を、醤油ベースのスープで豚ホルモンや牡蠣などと一緒に煮込んだもの。阿宗~の麺線は、カツオの出汁がしっかり効いていて、プリプリの豚ホルモンがたっぷり入っています。

今夜は張り切って「大碗(60元)」を注文。加えて今回はじめて、この店特製のチリソース、“辣椒醤(120元)”を自分用のお土産に購入しました。これからお鍋の季節なので重宝しそうです。

西門町一の人気店!並んでも立ってでも食べたい『阿宗麺線』





短い時間ではあったものの、食べられるだけ食べることができ、お腹はとっても満たされました。アルコールを飲まなければもう少し食べられたのだと思いますが、こればかりは外せません!

2日目は、西門町で朝ごはんをいただき、永康街、九フンへ向かいます。再び台北に戻り、夕食は台湾式居酒屋で。秋の台北グルメ旅は、まだまだ始まったばかりです!!!



本日いただいたグルメと観光地


A:台北101
B:鼎泰豐(新光三越A4館地下1階)
C:中山堂
D:大腸包小腸(西門町繁華街)
E:台湾ビール(西門紅楼)
F:阿宗麺線



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