行きかたに関して。最寄である台鉄・鶯歌駅からは、徒歩だと30分少々かかってしまうので、タクシーかバスがお勧め。タクシーなら5分ほど、バスの場合は「福德祠」で下車してください。
左の写真は重慶街。レンガ調の建物が風情を感じさせる町並みです。この日は平日にも関わらず、何かのイベントか?というほどの人で溢れていました。
前回の記事
焼き物の町・鶯歌で陶磁器の魅力を再発見!
立ち寄った焼き物店をピックアップ
この老街(オールドストリート)だけで数100軒はあると思われる焼き物店。全てをじっくり見てまわることはまず不可能です!そこでここでは、私がのぞいた店をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
*詳しい場所については記事最下部の地図をご覧ください。
鴬歌老街陶館
焼き物の種類も豊富で、お高いものからリーズナブルなものまで色々。あまり時間がないときは、とりあえずここへ寄っておけばそれなりの買い物ができるでしょう。
なかなかお目にかかることはできなさそうな高級品も、なぜか裸のまま通路におきざり。ものめずらしい焼き物ばかりで目を奪われます。
食器以外で普段使いできそうなものといえば、植木鉢やお香立て、アロマポットなどをよく目にしました。身近にあるものを陶磁器に変えるだけで、グッと趣きあるお部屋になりそうです。
陶美堂
リーズナブルな焼き物がたくさんそろっているお店ならここがお勧め。コップやお皿などおもに食器類を販売しています。店先では激安のガレージセールも。個性的な作品は少ないですが、お土産や自分用にと、ベーシックな食器類をまとめて買うにはもってこいです。
片手サイズのものだと、思わずあれもこれもと手がのびてしまいます。なんといっても、小皿が1つ20元(約70円)からと超お値打ち価格なのが魅力的なのです。気づくと両手にずっしり……。キャリーケースの大きさやほかのお土産のことを考え、泣く泣く棚に戻した商品もありました。
ここでは陶芸体験をすることもできます。皿やお椀など好きに形を作ったら、数日後には焼きあがった作品が郵送で届くというしくみです。
硘仔窯商店街
「老街陶館」のすぐとなり、煙突が目印の「硘仔窯商店街」へやってきました。ここには焼き物店はもちろん、飲食店も数軒入っています。
民族模様、人や動物をかたどったものなど、より見るに美しい作品が集まっています。まるで美術館を歩いているようです。高級なホテルや飲食店に置いてある焼き物はこういうところで見つけてくるのだろうかと、ふと想像してみたりしました。
個人店は入り口で雰囲気をつかむ
焼き物やさんのほとんどは、写真のような個人で営む路面店です。はじめにもお伝えしたとおり、お店の数が半端ではないので1軒1軒見てまわる余裕はありません。
個人店の多くは、縁起ものを扱う店、有名な陶芸家の作品を扱う店、手ごろな価格でそれなりのモノを扱う店となにかしらの特徴があります。
そういった特徴を、入り口付近の商品をパッと見て、直感で入店するかしないかを判断する、という方法が一番スムーズでした。大好きな買い物をしているときって、時間があっという間に過ぎてしまいますからね……!
歩きながらウィンドウを眺め、ビビッときたら店内へイン!焼き物の独特な風合いにアドレナリンが止まりません……!
陶磁器というとメイドイン・ジャパンのイメージが強いですが、台湾にもこんなに風情ある作品が生み出されているのですね。
定番の屋台グルメもお試しあれ
老街の中にある、屋台が並ぶ一角です。B級グルメ屋台は、本当にどこへ行ってもよく目にします。揚げ物やフルーツジュースなど定番ものばかりですが、買い物に疲れて小腹が空いてくるとありがたい存在です。
羊肉料理や牡蠣オムレツ、水餃子、から揚げに麺類など、老街の屋台よりはしっかり食べられるものが多めです。しかし……台北最大の士林夜市をはじめとする有名どころばかり行っているせいか、少々賑わいにかけるかな?といった印象も。
大好物の麺線をいただいて、本日の観光&ショッピングは終了!お気に入りの茶器をみつけ、上機嫌で淡水へ帰ったのでした。
A:鴬歌老街陶館
B:陶美堂
C:硘仔窯商店街
水色で囲んだエリア:南雅夜市