台湾で行われた『アースデイ(地球の日)台北2013』に行ってきました!

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アースデイ台北2013啓発ポスター
子供にもわかりやすい啓発ポスター
今回私が足を運んだのは、4月13日・14日の2日間、二二八和平公園内で行われた『アースデイ(地球の日)台北2013』というイベントです。

今年で6年目になるグリーンアートマーケット(綠色藝術市集)。「地球を愛すがいい!(愛地球、做就對了!)」を合言葉に「食品と食物」「エネルギー生産」「エコロジーと土地」これら3つのテーマに沿って物販や各種イベントが執り行われました。

環境保護のイベントといっても決して堅苦しいものではなく、大人から子供まで多くの人で賑わっていました。それでは台北で行われた今年のアースデイイベントをレポートします。

アースデイ(地球の日)とは? 

1970年、アメリカの上院議員ゲイロード・ネルソン氏によって、4月22日を“アースデイ(地球の日)”とする、と宣言されたことが始まりです。その後デニスヘイズ氏によって世界中に広められ、毎年この日の前後には各地で地球の環境保護に関するさまざまなイベントが行われているのです。

『アースデイ(地球の日)台北2013』の出展ブースをご紹介

台湾各地から集まった農家の直売所


台湾の農産物と原住民の伝統料理
地方の農家と原住民がタッグを組んだ食のブース。原住民の伝統料理も試食できる。

台湾北部原産の100パーセント純正ハチミツ カフェの出展ブースで売られるワインとパン

有機コーラ さまざまなフレーバーのお酢

地方の伝統的なスイーツ 有機製法にこだわったスイーツ


無農薬野菜を売るブース
食品や農作物のエリアでは、色とりどりの有機野菜や無添加食品を扱うブースが所狭しと並んでいました。国内の各地方から集まっているとだけあって、台北の人でさえ普段はお目に掛かれないようなものがズラリ。“安全な食”に関心のある来場客がスタッフにあれこれ質問をしながら商品を吟味していました。

残念ながら生モノは日本に持ち帰ることができませんが、私はこの日、100%天然の純正ハチミツを『牧蜂農荘』で購入しました。ほとんどのものが試食可能なので、少しずついただきながら歩いてまわるのもまた楽しいですよ!


エコを意識した芸術作品たち


ペットボトルのフタで作られたアート作品
ペットボトルの蓋で作られたアートは見事。

エコポーチ サボテンアートのブース

自然の素材を使った布製品とアクセサリー着なくなった服をリサイクルしたバッグ

フェアトレードのブース
消費者を喜ばせることで、生産者はより収入を得られる。
アート作品もエコに楽しもう!ということで、天然素材を利用した布製品や、着なくなった服のリサイクル、サボテンアートなど、見て・使って楽しい芸術作品の販売コーナーも大賑わいでした。

フェアトレードのブースも見つけました。フェアトレード商品というと、「貧困な国の人々を助けるためにモノを買う」というイメージが強かったのですが、『繭裹子TWINE』(上の写真)はそれを払拭しています。台湾の若手デザイナーが主となり、消費者により好まれるのはどんなものなのかを貧困国の生産者に伝えます。それを受けて、一つ一つ丁寧に、天然素材とハンドメイドにこだわり作り上げられていることがここの商品の特徴。ですので、必然的に多くの人にとって「本当に欲しい!」と思える作品が出来上がるのです。

地球を守るために一人ひとりができること


環境保全を訴える団体のブース
このような活動は日本より活発。『No more Fukushima』の文字に思わず目がいく。

紙製女性用品に反対する掲示物 布製の女性用品

自然でできた洗濯用洗剤
毎日の生活の中で、私たちが当たり前のように行っていること。それらを少し見直すだけで、環境に役立つことが沢山ある!ということに気づかされます。

上の写真はネパールの布製女性用品を扱う『棉楽悦事工坊』。1年に420枚もの女性用品を破棄していたとは驚きです。資源を大切にする、ということはもちろん、肌にやさしく経済的でもあることが取り組みやすいポイント。私もさっそく購入しました。

左の写真は『緑好物』の洗濯用洗剤。自然のものしか使っていないにも関わらず、驚くほど汚れが落ちる“魔法の洗剤”なのだとか。デリケートな肌を守り、節水もできるなどメリットが沢山あります。

体験コーナーや講演会など学べて楽しいイベントも盛りだくさん


エコ体験コーナー
会場の一角には手作りサボテンアートの体験コーナーがあり、子供たちがそれぞれオリジナルの作品作りに夢中で取り組んでいました。

このほかにも、音楽の演奏や、環境保護や自然農法に関する講演会が行われたり、ビデオの上映があったりと、楽しみながら学べる催しが多数用意されていました。


楽しんでできることが結果的に地球のために繋がるのです


台湾では近年、ナチュラル志向やエコ意識が高まってきており、各地で『市集』と呼ばれる中小マーケットがたびたび開催されています。

アースデイの活動もこの時期に限らず1年中行われており、さらに多くの人々に関心を持ってもらえるようさまざまな工夫がなされています。興味のある人はもちろんのこと、私のように今まで一切興味がなかった!という方も、まずは「美味しい!」「楽しい!」「節約できる!」といったことをきっかけに始めてみてはいかがでしょうか。


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